深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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島宗理『パフォーマンス・マネジメント』
パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学
(2000/03)
島宗 理

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 自分に自信を持つと自己管理がうまくいくわけではない。そう考えると「自己管理がうまくいかないのは自分に自信がないからだ」と個人攻撃の罠にはまってしまう。真実はどうやら逆のようである。自己管理がうまくいくと自信は後からついてくる。そして自己管理を成功させるためにはパフォーマンス・マネジメントが役に立つ。

島宗理『パフォーマンス・マネジメント』


 新古書店で見つけて衝動買い。

 副題にもあるように、本書のパフォーマンス・マネジメントとは行動分析学の知見を使って問題解決を行う方法のことをいう。

『はじめての応用行動分析』は教育場面に限られていたが、ここで取り上げられている事例はスポーツやダイエットといった問題だけでなく、部下の管理といったビジネス面など浅く広く扱っている。

 著者が『行動分析学入門』の姉妹編というように、ストーリー形式で進行する。その後、簡単な解説があり、クイズで理解を確認することもできる。
 問題の原因を個人に帰属させて「自分が悪い、あいつが悪い」と「個人攻撃の罠」にはまるのではなく、何が問題を引き起こしているのかを考えていこうというのは共感できる。

 もちろん『行動分析学入門』と同様に、ストーリーがうまくできすぎていて、行動分析学を使えばうまくいくような展開は鼻につくし、現実に適用していくのはそんなに簡単ではないと思う。

 けれどもある問題に対してどのようにアプローチしていくかといった手法の面で、具体的な指針が豊富だし、その方法もシンプルで好きだ。

 また本書では、報酬によって内発的動機づけが低下するという批判にも、行動分析側から簡単な応答が行われていて興味深かった。長期のセッションでは内発的動機づけが再び回復するという報告もあるとか。その後の展開がどうなっているかが気になる。
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