深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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石井希尚『この人と結婚していいの?』

 しかし、男性と女性はもともと違うのです。これが大前提であるあることには変わりはありません。もともとの造りが違うのですから、違って当然なのです。人は往々にして、自分と違うということを受け入れる代わりに拒否する傾向があります。しかし、そうではなくて、違うからこそ、尊敬に値するものだということをまず最初に理解することに努めましょう。
 違うからこそ敬意を表するのです。
 すべてはそこから始まります。
 今までは「なんでこの人はこうなんだ」とイライラしていたかもしれません。でもこれからは尊敬と驚きをもってあなたのパートナーを見ようではありませんか。
 今日があなたの未知との再遭遇の日なのです。

石井希尚『この人と結婚していいの?』


 この歳になるまで結婚というものに縁がなく、今後も縁はないのだけれど、周囲ではさすがに結婚する人たちが増えてきた。

 そんなわけで結婚相手を紹介されたときに、品定めしてみようという下世話なお節介心がむくむくと湧き起こってきてしまった。そこで以前、どこかのサイトで見かけたこの本のことを思い出し、読んでみることにしたのだった。
 何となくタイトルから、相手の粗探しをするような下品な内容を想像していたのだけれど、実際は少し違う。そういう意味では、この煽るようなタイトルはいいのかなとも思う。

 著者はアメリカへ渡り牧師を務めている人で、かつては結婚に懐疑的だったものの、あるアメリカ人の牧師夫婦の仲むつまじい姿を見て、自身もこのような家庭を築こうと思ったという。

 この本の主張は男と女は根本的に違う生き物だということ。そこを理解しないまま、結婚してもすれ違いや衝突を繰り返して破綻してしまうかもしれない。それよりも違うというポイントをきっちり抑えた上で、建設的に家庭を築いていこうというものだ。

 著者は男の思考の特徴をウルトラマンに例えている。男は自分を正義だと思っていてプライドが高く、問題解決思考でピンチになると本気になる。目的の会話を続けるのが苦手で、3分もすればカラータイマーが鳴り出す。光の国のような誰にも知られず一人になれる場所が必要などなど。

 一方、女性は自分が特別な存在で誰よりも愛されているということを実感し、安心に包まれたいと思っているという。何気ない会話だったり、努力を認めてもらえることだったり、愛してるという言葉だったり。

 だから仕事から帰った男性は休みたいのをぐっと抑えて、あと1時間戦いが残っていると思って、妻のケアに力を入れなければならないのだ。

 またアメリカではプリマリタル・カウンセリングというものが次第に広まっているという。これは結婚前の男女がカウンセラーの立会いのもとに、お互いのことをより理解し、すり合わせをするのだという。

 日本ではまだ耳慣れない言葉だけれど、第三者の前でお互いをさらけだし話し合う場を持つというのはおもしろい取り組みだと思うし、そのよい紹介にもなっている。

 やや強引な部分がないわけではないけれど、建設的な志向をもった態度は牧師という著者の職業を思わせて、好感のもてる書き方だと思う。
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