深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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篠原さなえ『「魅せる声」のつくり方』
「魅せる声」のつくり方 (ブルーバックス)「魅せる声」のつくり方 (ブルーバックス)
篠原 さなえ

講談社
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 具体的にいうと、おへそより「指1本か2本上」から「みぞおちの少し下」の中間点あたりです。もっと簡単にいうと、おへそのすぐ上にげんこつを一つ置いたあたりです(図2-6)。
 私はこのポイントを「笑うツボ」と命名しました。
 従来の「丹田」を意識した呼吸法は、横隔膜が下がった場所だけを意識していたわけですが、ふつうに考えれば「吸うときは下がりきった場所」を、「吐くときは上がりきった場所」を意識したほうがよいに決まっています。つまり、以下のように考えてください。
●腹式呼吸で空気をたくさん吸うには、横隔膜を下げればよい
 → 下がった方向にある「丹田」を意識
●腹式呼吸で息を吐くには、横隔膜を上げればよい
 → 上がった方向にある「笑うツボ」を意識

篠原さなえ『「魅せる声」のつくり方』


 ニコニコ動画ができてサブカルチャーに再び触れる機会が多くなったり、ラジオを定期的に録音して聴くようになったりして、人間の魅力のなかで声の占める割合はずっと大きいのではと思うようになった。

 落ち着いた声ではきはきとした語りであるだけで耳に残り、説得力があると感じるし、声だけで心の琴線を揺さぶられることもある。反対に興味深い話でももごもごとした語り方では頭に入ってこないこともある。

 そんなわけでたとえ専門にするわけではなくても、日常に役立つこともあるだろうと思い、ボイストレーニングには興味があった。しかし、一日にみっちりと時間をとるのは大変で、やはり三日坊主になりがちだった。
 こちらの本はブルーバックスから出ているのが意外でもあり、手軽でもあり、一度読んでみることにした。

 著者はナレーターなど声を使う仕事に携わる方で、女性としては珍しいスポーツの実況を担当し、評価されてきた人だという。

 前半では、腹式呼吸のやり方や滑舌の改善方法、筋力トレーニングなど発声の基本的な側面に焦点をあてて説明がなされる。

 個人的におもしろかったのは、上に引用した腹式呼吸のところ。お腹を意識すると一口に説明されることが多い中で、吸うときと吐くときとで意識するポイントを変えたほうがいいというのは新しい切り口でわかりやすいのではないかと思った。

 後半はさらに細かく日本語の母音、子音を一つひとつ取り上げ、その発音の仕方を説明していく。思えば、英語の発音の本は読んだことがあるものの、日本語の発音方法を個別に意識したことはなかったので、これも新鮮に感じた。


 説明もわかりやすく、写真も多いのはよかった。後半はちょっと微に入りすぎかもしれないが、前半部分だけでも納得できる部分が多く、十分おもしろいと思う。

 ただいくつかトレーニング方法は載っているものの、日々のトレーニング・メニューとして提示してもらえる部分があれば、後から参照しやすいのになと思う。

 また新書という媒体上、写真が白黒で小さいのが残念だった。その後、CD付の単行本も出ているようなので、一度確認してみたいと思う。
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