深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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服部環(監修)『心理学の「現在」がわかるブックガイド』
心理学の「現在」がわかるブックガイド心理学の「現在」がわかるブックガイド
越智 啓太,徳田 英次,荷方 邦夫,望月 聡,服部 環

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 心理学を学び研究していく場合に、本当に良い研究というのは、先行研究をちょっといじって追試してみるというバターンよりは、このような日々の問題意識からスタートしたものに多い。そのような意味で、卒業論文などを書くときにも発想の助けとしてこの本は非常に役に立つものだ。心理学科の学生、心理学に興味のある皆さんには、ぜひ一度目を通してみることをお勧めしたい。

服部環(監修)『心理学の「現在」がわかるブックガイド』


 今年初めに購入したと書いたこちらの本。一通り目を通したのでご紹介。

 昨年4月に出版されたばかりの本ですが、その筋の方々にも評判がよさそうで、1500円足らずという手ごろな価格ということもあり、即決で購入を決めました。

「Over 120 BOOK REVIEWS」と帯にもあるように、5人の心理学者たちが120冊以上の心理学関連書籍を紹介していくものです。古典も取り上げられてはいますが、“「現在」を知る”という名前の通り、2000年以降に出版された本が多く、とても参考になります。
 全体は8章から構成されていて、1冊の本について数ページを使って各担当者が紹介をしてくれています。最初と最後の章以外は、「心の悩み」「能と心」「人間関係」など、心理学に関心を持つ人が抱いているような疑問・悩みから本を探すことができるようになっています。

 上に引用した文は、先日読んだ『その科学が成功を決める』の書評ですが、個々の内容でも心理学を志す人たちへのアドバイスするという視点が随所に見られ、文字通りのガイドブックになっていると思います。

 章の合間合間にはコラムが設けられていて、心理学でメシは食えるのか?、文献の読み方、よい文献の見分け方など、こちらも心理学に関心を持つ人が抱くだろう実際的な疑問について率直に語られていて面白いです。

 心理学をこれから学んでいく人にはうってつけの一冊ではありますが、個人個人が自らのテーマを深めていけるように、という観点から本が選ばれているように感じます。あまり教科書然としたもの、概論のようなものは多くなく(そういったものは8章で専門・資格取得を目指す人向けの本がまとめられています)、一般の人にとっても目的に沿った本を探すのに参考になると思います。

 特に第一章では1000円以下で手に入る文庫・新書が選ばれていて、この辺りだけでも全部読んでみようかなという気になりました。

 もっと早い時期にこういった本があればとは思いますが、今後この本を使って関心のおもむくままに手を伸ばしていきたいと思います。何といっても既読のものはまだ20冊程度、しばらくは困らなさそうです。
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