深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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行方昭夫『英語のセンスを磨く』
英語のセンスを磨く―実践英語への誘い英語のセンスを磨く―実践英語への誘い
(2003/01)
行方 昭夫

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『英文の読み方』以来、ここ最近立て続けに読んでいる氏の著作。本の煽りに「英字新聞やペーパーバックを読み始めてみたけどわかったようなわからないような」層を対象とし、英文読解を解説したもの。

 大体1ページ分くらいの英文29題が収録されている。第1部では英文と訳を照らし合わせて読みながら注意すべき点を詳しく解説し、第2部では新聞から小説まで様々な題材を実際に読者に訳すことを求める形になっている。

『英文の読み方』は解説が主体だったのに対して、本書はまとまった英文が第一にくる。その点でかなり実践的な面が強く、『英文の読み方』の次に読んだほうがいいかもしれない。

 正に英文訳読の授業を受けているような感じがする。丁寧な解説と訳がついているので、ある程度英文の数をこなしたい人におすすめ。
 実際に自分で英文を訳していくと、読めたつもりでも色々なところでつまづいているのがわかる。そして自分の癖みたいなものがわかってくる。

 私の場合、英語を一気に読みやすい日本語しようと、常識や文脈に引きづられて、原文を無視してしまう傾向がありそう。

 ある程度のレベルに達するまでは、まず直訳でもいいから、原文の意味を忠実に把握してから日本語にしていくようにしないといけないなと思った。

 次の文はあとがきに書かれているもの。読み終わってから読むと感慨もひとしおなので、最後に。

 まず本書の折り返しにある An advanced reader of English is one on whom nothing is lost. という格言のような分の出所をお話しましょう.これは本書でも取り上げたアメリカの作家ヘンリー・ジェイムズの『小説の技法』という小説論にある,小説家を志す若者への助言として述べられた Try to be one of the people on whom nothing is lost. というのを真似たのです。いろいろ経験を積むのもよいけれど,それ以上に大事なのは,鋭敏な感受性によって,見るもの、聞くもの,感じるものなど,すべてを逃さず捉えることだ,という内容です.こういう姿勢が,母国語でない英文を読む場合にも大切だと思います.目の前にある英文を機械的に日本語に置き換えるのではなく,コンテクストを検討し,書き手の態度を探り,慎重に過不足なく,原文の意味を理解するという姿勢です.

行方昭夫『英語のセンスを磨く』

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