深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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行方昭夫『英語の発想がよくわかる表現50』
英語の発想がよくわかる表現50 (岩波ジュニア新書)英語の発想がよくわかる表現50 (岩波ジュニア新書)
(2005/04)
行方 昭夫

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 まず大きな心構えとして,英語と日本語とはいろいろな面でずいぶん違う言語なのだから,おおよその意味内容が訳せればよい,と気軽に考えればよいのです.一字一句を正確に訳す,などと意気込む必要はないし,それはベテランにも無理なのです.そう,楽な気持ちでいてください.
 (中略)
 さて,それで「和英辞典」に頼らず,あるいは頼るに先立って,「和文和訳」をするのが大切になります.もとの文を他の日本語で言い換えるのです.小さい弟や妹にわかりやすく説明するつもりになればいいでしょう.その場合,頭をよく働かせることが必要です.

行方昭夫『英語の発想がよくわかる表現50』


『英文の読み方』がおもしろかったので、他の著作も読んでみようということで本書。引用は英作文のコツに触れた部分から。大学を受験する人には参考になると思います。

 この本は英語でつまずきやすい部分を解説する50のトピックとともに、著者が大学1年のときに出会った英作文の名著『和文英訳の修行』のように、そのまま覚えて使えるような生きた英語を収録することを目指している。

 water は場面によっては水ではなくて湯の意味で使われるとか“You are irritating”は「いらいらしている」ではなく「いらいらさせる」といった単語レベルから始まる。

 それが最後にはポオやホーソーンの一節を読むレベルまで行ってしまうから驚き。初学者からかなりレベルが高い人でも役に立つアドバイスが含まれていると思う。
「大から小へ」という章では、“I go up to Tokyo”という文は始めに「中心地にいく」と大まかに言ったあと、「東京へ」と細かく細くするということが解説してある。前置詞が二つ並ぶ英語はよく見るけれど、こういうふうに分析したことはなくて、興味深かった。

 こういった細かいポイントを様々な話題に絡めて挿入していく感じで、ちょっとした読み物としてもとてもおもしろい。

 例えば、今では受験でも頻出だと思う“quite a few”というイディオムが昔の辞書には全く載っていなかったという。それを思うと日本の英和辞典が優れていると強調する著者の言葉もよく分かる気がするし、私たちの環境が恵まれてるんだなという思いがする。

 この本では「あとがき」で、英語での読み書きを中心に今後読み進めていくべき文献も紹介しててもありがたい。氏の著作によく登場する『英文法解説』から『「英語モード」でライティング』、SSSと幅広いので今後の参考にしたい。

 やはり例文の丸暗記という泥臭い方法は有効なんだなと。語学を習得するのに楽な方法はないなと改めて思いました。
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