深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
大島弓子『グーグーだって猫である(1) (2)』
グーグーだって猫である1 (角川文庫 お 25-1)グーグーだって猫である1 (角川文庫 お 25-1)
大島 弓子

角川グループパブリッシング
売り上げランキング : 160475
おすすめ平均 : 5つ星のうち4.5

Amazonで詳しく見る

グーグーだって猫である2 (角川文庫)グーグーだって猫である2 (角川文庫)
大島 弓子

角川グループパブリッシング
売り上げランキング : 43501
おすすめ平均 : 5つ星のうち4.0

Amazonで詳しく見る

わたしはいっきに
超人ハルクになった
ような気分になった

昔のテレビヒーローで
突然、皮ふが変色して
筋肉がムクムクと膨張して
シャツがメリメリとさけて
怪力になる“あの人”

“あの人”のように
なったわたしは
まっしぐらに
実験動物舎に走って行き

彼らの
ケージを壊し
針やチューブをぬき

抱きしめて
解放する想像を
してた。

大島弓子『グーグーだって猫である』


『この世界の片隅に』を読んでそそくさと退散するつもりだったのだけれど、こちらが目に留まった。2巻までしか置いてなかったけれど、再び腰を下ろして読み出した。

 萩尾望都さんの作品を読んでいたときに、24年組つながりということで読んでみたいなと思っていた作品。大島さんの作品は『サバと秋の夜長』『サバの夏が来た』を読んで以来となる。

 飼い猫のサバとの日々をつづったサバシリーズに続いて、作者のもとにやってきたグーグーという猫をはじめ、次々と増えていく猫たちとの生活を描いたエッセイ風の作品。
 サバシリーズとは異なり、猫が擬人化されることはなくなり、淡々とした猫エッセイになっている。カラスの擬人化は登場するけれど。

 この時期、作者は子宮筋腫を患い、その闘病記的な色彩もかなり強い。また猫を見るとほっておけなくなっていって、どんどんと猫が増えていく過程も描かれている。

 ちょっとしたことから想像をふくらませていくところがおもしろかった。上に引用した超人ハルクの妄想もそうだし、猫が糞をするときにハイになる話とか。だけれど、やはりこれだけ猫が好きな人には実験動物舎はそういう風に映るんだと思う。そういう視線があることに無神経ではいけないなと思う。


 5巻まであるようなので、機会をつくって続きを読んでいきたい。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://deepseafishtank.blog123.fc2.com/tb.php/286-d1642bb5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。