深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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大井恭子『「英語モード」でライティング』
「英語モード」でライティング―ネイティブ式発想で英語を書く (講談社パワー・イングリッシュ)「英語モード」でライティング―ネイティブ式発想で英語を書く (講談社パワー・イングリッシュ)
(2002/02)
大井 恭子

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 たとえば、同質性の高い日本と対極をなすさまざまな異質の文化を抱えたアメリカには、次のような格言がります。

Tell them what you are going to tell them. Tell them. And tell them what you have told them.
(これからあなたが話そうとすることが何であるか述べなさい。そしてその話をしなさいそして話し終えたことが何であったかを言いなさい。)

 ここには、日本の「腹芸」「以心伝心」とは対極にある考え方が見て取れます。あくまでも言葉を尽くして伝えようとしなくてはいけないのです。

大井恭子『「英語モード」でライティング』


 英文ライティングの入門書。「英語モード」とは、英語を母語とする人たちが文章を書くときの発想方法が日本人とは違うことを意識しながら文章を書こうというものである。

 思っていたライティングの本とは違い、ある文を日本語に置き換えていくことを解説したものではなかった。前半部では、日本語と同じように考えていては間違いやすい部分を解説している。

 例えば“I”や“I think”、同じ単語がが繰り返される文章は稚拙だし、あいまいな表現は避けたほうがいい。日本語は状態を表現することが多い一方、英語では行為を表現する。英語では受動態はあまり使わないなど。
 後半部ではTOEFLを受けたり、留学をする際に求められる論文の書き方を主に解説している。ちょっとしたレポートの書き方指南本としても使えそうな内容。

 思いついたまま肯定や否定を往き来しながら徐々に核心に迫っていくような「渦巻き型」ではなく、最初にまず結論を書き、それを補強する内容を列挙する「直線型」の論理展開をとることが勧められている。

 その他にもテーマについて掘り下げるための方法も解説されていて、思いつくままに箇条書きにするリスティングやそれをマインドマップ状にするクラスタリングが紹介されている。

 その他に言い換え表現集やカンマの打ち方も含まれていて、演習などはないものの、英文を書く際に知っておくべき情報がコンパクトにまとめられていて、悪くない入門書だと思います。ただ、どうしても英作文の本とレポートの書き方本の合の子ような感じがして半分ほどしか楽しめなかったかな……。
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