深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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手塚治虫『ブラックジャック』
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手塚 治虫

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私たちは
星を動かす
ようなもんだ

星なんて
宇宙の中で
決められた所で
光ってんだろう

人の一生だって
そうさ………
ちゃんと運命に
したがって 生まれて
死んでくんだ…もし
人のいのちを救って

その人の人生をかえた
なら もしかしたら
歴史だってかわるかも
しれないだろう

手塚治虫『ブラックジャック』
「ある老婆の思い出」より


 ここ半年から1年ぐらい手塚治虫を読んできて、ようやく『ブラックジャック』までたどりついた。

 少し前にテレビアニメ化もされたが月曜7時という時間は継続的に視聴するのは難しく、結局通して読むのはこれが初めてになる。

 知らない人はいないくらい有名な、ブラックジャックを名乗るもぐりの天才医師が法外な医療費をふっかけ、時に人情を見せ、さまざまな医療の場面を描いた一話完結型ヒューマンドラマ。
 何といっても第3巻(単行本)が好きだ。「二人の黒い医師」で安楽死を専門に行うドクター・キリコとの初対峙を描き、安楽死や医療行為の問題に鋭く切り込む。

「それでも私は人をなおすんだっ」と叫んだブラックジャックが「ある老婆の思い出」で上の美しい言葉を漏らす。

 数ある作品の中には、治した患者がすぐに死んでしまったり、天才的な技術をもってしても助けられずに死んでいく無情な作品もある。

 そんな事態に日々直面しながら医療行為を続けて行く背後にある思いの一端が垣間見える。
 ささやかな人間の営みに寄り添うような言葉が素敵。
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