深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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手塚治虫『三つ目がとおる』
三つ目がとおる 全8巻セット  講談社漫画文庫三つ目がとおる 全8巻セット 講談社漫画文庫
(2002/02/08)
手塚 治虫

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その財宝は
キミとボク
だけで
使えるんだって!

キミは
ボクに
財宝をくれる
ボクは
キミの
ちからに
なったげる

助け
あうって
こと

写楽保介と
和登千代子の
コンビだよ

ふたりだけで
こっそり
財宝を
さがしに
いくのよ

あした
計画を
ねりましょう

手塚治虫『三つ目がとおる 第2巻』


『週刊手塚治虫アプリ』は『手塚治虫マガジン』となって、少し使いづらくなってしまった。しかし無料配信も延長され、あいかわらず楽しませてもらっている。

 その中でも常連の一つがこの『三つ目がとおる』で、写楽と和登さんのコンビがどうなっていくのか気になっていた。

 人類の文明以前に、高度な文明を持ちその技術のために滅びた三つ目族の生き残り写楽保介とそのクラスメート和登千代子が、古代遺跡に三つ目族の痕跡を見出しながら繰り広げる怪奇ストーリー。
 普段は無邪気でスケベな少年でしかない写楽が額のバンソウコウをはがされると、第3の目が現れ特殊能力が開花する。

「第三の目」というのはシヴァ神などまでさかのぼれるらしいのですが、「邪気眼」とかの元ネタなのかしらん、と思ったり。

 そういった魅力的な設定を背景に、古代遺跡の謎を取り上げて、手塚治虫が法螺話を繰り広げるといった感じの作品。全体的に下品でナンセンスだけれど楽しい。

 進みすぎた現代文明への批判だとか、教育問題とか色々な読み方ができると思うけれど、やはりこの作品の魅力はヒロイン和登サンだと思う。

 男らしくてかっこいい美人で行動力があり、かっこ悪い部分を見てもひるまずかばってくれ、荒唐無稽な計画に付き合ってくれる。けれど暴走しだしたら危険を顧みず止めてくれる。

 手塚治虫の女性キャラは地味なイメージが強いけれど、『七色いんこ』の千里万里子刑事と並んで心に残るキャラクター。

 特に第7巻の犬持先生との対峙場面は涙が出てくる。

 第7巻の解説で鳴海章さんが和登サンのような女性に惹かれるのはマザコンだといわれたというエピソードを紹介している。その通りかもしれない。私もそのそしりを甘んじて受けようと思う。この魅力は抗いがたい。
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