深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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倉野憲司(校注)『古事記』
古事記 (岩波文庫)古事記 (岩波文庫)
(1963/01)
倉野 憲司

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 一か月ほど前に、「古事記ってエロいんだぜ」みたいな2ch系のまとめ記事を読んでいて、楽しそうだったのもあり、日本の神話も知らないとまずいだろうというのもあり読んでみた。

 岩波文庫版はページ下段に簡潔な注があるだけで、古典の苦手な私が読めるかなと不安だったけれども、価格も手頃で短いので何とかなるかなと手にとってみた。結果的には思ったよりも読めるという印象。

 古事記は上巻、中巻、下巻に分かれていてそれぞれ神代の日本の誕生から推古天皇までの歴代天皇が誰と結婚し何人の子をつくったかということを中心に数々の伝説や事績が書かれている。
 それにしてもイザナギの黄泉くだりとか、他の神話や昔話と似たようなエピソードが出てくるのが本当にふしぎですね。

 個人的におもしろかったのは浦島伝説の原型らしい山幸彦と海幸彦の話で、弟が兄の釣り針をなくしてしまったのを兄が全く許さず、「あの釣り針をとってこなきゃだめ」と言い張るところとか笑えます。

 確かに糞がよく出てきたり、兄弟同士での殺し合いが多くいですが、近親相姦した皇子が失脚したりする面もあったり、逃げ出してうらぶれていた二人の皇子が歌をうたって名乗り出るほろりとする場面もあったり、人間のいろんな面が出ているような気がします。


 と、さも読めたように書いてますが、上代歌謡が増えてくる下巻なんかは、注のみではかなり厳しく……。何かいい古歌の入門書、注釈書を探さないとな、という感じです。日本書紀のほうがもっと詳しいようで読んでみたい気もするけれど、かなり長いので大人しく現代語訳で読んだほうがいいのかな。
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