深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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大西泰斗、ポール・マクベイ『ネイティブスピーカーの英語感覚』『ネイティブスピーカーの英会話』
ネイティブスピーカーの英語感覚―ネイティブスピーカーの英文法〈3〉ネイティブスピーカーの英語感覚―ネイティブスピーカーの英文法〈3〉
(1997/10)
大西 泰斗ポール マクベイ

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ネイティブスピーカーの英会話―英語の感覚が身につくネイティブスピーカーの英会話―英語の感覚が身につく
(1996/04)
ポール マクベイ大西 泰斗

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 人間の目は、1つのものをさまざまに解釈することができるのです。これは「うさぎあひる」に限りません。夜中に天井のシミが幽霊に見えたり、バケモノに見えたり、はたまた隣の山田花代さんに見えたりすることがありますね。人間の目はそういうふうにできているのです。
 ことばもまったく同じです。単純なイメージが、実にさまざまな解釈を受け多くの意味を生み出すことがあります。この極端なケースが up や down, offや out なのです。
 私たちは、単純なイメージからさまざまな意味を生み出すエンジン、すなわち「ネイティブスピーカーの英語感覚」にチューニングを合わせれば、膨大な表現を暗記にたよることなく身につけることができる、というわけです。

大西泰斗、ポール・マクベイ
『ネイティブスピーカーの英語感覚』


『ネイティブスピーカーの英文法』『ネイティブスピーカーの前置詞』が興味深かったので、続編である『英語感覚』と姉妹版的な『英会話』も手に取ってみた。

 時期的には、『英会話』は『英文法』と『前置詞』の間に出版されたものらしい。

『ネイティブスピーカーの英語感覚』はシリーズ第3弾ということで、『英文法』『前置詞』を補完するような内容になっている。
 前半部分では助動詞や過去形を用いた婉曲、丁寧表現について解説している。これは『英文法』で触れた助動詞や仮定法についての内容に近い。

 後半部分では、「up や down, offや out」といった「位置・方向」を表す副詞の基本イメージを取り上げ、そこから派生するものとして様々な表現を取り上げている。こちらは『前置詞』に近い。

 この感覚を、この本では「うさぎあひる」のトリックアートを使って表現したのが、引用した部分に当たる。

 文法書はどうしても細かいところへ分け入って行きがちなので、文法書を読む前もしくは読んだ後に、全体的なイメージをつかむのは有用なのではないかと思う。


 一方の『ネイティブスピーカーの英会話』では、発音の原則と日常会話に使われる表現、動詞+前置詞で構成される phrasal verbs(句動詞)と呼ばれる表現、いわゆる 4-letter words という下品な表現を取り上げ、生きた英会話を学ぼうというもの。

 全部で15のセクションで構成され、はじめに発音のポイントを紹介し、日常会話表現と phrasal verbs がふんだんに盛り込まれたダイアログが展開され、最後に 4-letter words が紹介されるというものになっている。

 学校で学ぶ英語のような正式の英語はもちろん大切だが、ネイティブが使用するのはもっとくだけた表現だったり、難しい単語を使うよりも、基本的な動詞に前置詞を組み合わせた表現だという。

 また下品な表現を非ネイティブが用いると、不適切になりがちで違和感を与えやすいため、基本的には使用を避けるべきだとしている。

 しかし映画等で耳にする機会は多く、知識は持っておく必要がある。

 全体的に発音の本としても、表現集としても物足りない部分があるけれど、それらを組み合わさて会話の心構えを説いているので、飽きずに読むことはできる。

 また、なかなかスラング、特に下品な表現をまとめた表現集というのは読んだことがなかったので新鮮だった。


 いずれも150ページにまとめられた簡単に読めるものばかりで、よいシリーズだと思う。
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