深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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原田豊太郎『理系のための英語論文執筆ガイド』
理系のための英語論文執筆ガイド (ブルーバックス)理系のための英語論文執筆ガイド (ブルーバックス)
(2002/03/20)
原田 豊太郎

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 一般に,過去分詞が一時的な動作や状態を表す場合,名詞のうしろに置く。この場合,「試験をした」は一時的な動作を意味しており,したがって parts tested ということになる。
「一時的な動作あるいは性質」ということは,過去分詞の動詞としての性質が強いということである。過去分詞が形容詞化している場合は,普通の形容詞のように前にくる。

原田豊太郎『理系のための英語論文執筆ガイド』


『間違いだらけの英語科学論文』はなかなかにヘビーな一冊だったが興味深いものだったので、同じブルーバックスから出ているこちらを読んでみた。

『間違いだらけの英語科学論文』は誤用を集めたハンドブック的な形式のものだった。こちらはそれに対し、英語論文を書く際に気をつける20のポイントについて解説したテキスト。

 著者は材料工学を専門にされている方で、使用されている例文はあいかわらず専門的なものが多くて難しい。それは著者が自ら触れているように雰囲気を感じ取ればいいのかもしれない。
『間違いだらけの英語科学論文』に比べれば、解説部分が多いので、通読するのも比較的楽に感じる。

 日本語の論文は「~と考えられる」といった表現が頻出するが、それをそのまま It is considered that~といった表現に置き換えては正しくニュアンスを伝えられない。

 よく言われるように英語の発想と日本語の発想にはずれがある。単純な置き換えによって致命的な誤解を招いてしまうような部分が詳しく解説されている。

 特に英語を書く際によく悩む、名詞を複数形にするのか、単数形にするのか、冠詞はどれをつければいいのか、はたまたつけなくていいのかといった部分に多くのページが割かれており、とても参考になった。

 この部分だけでも読む価値があると思うが、その他の部分についても内容が詰まっている。

 レファレンスとしては『間違いだらけの英語科学論文』のほうが使えるかもしれないが、こちらも索引が充実している。通読してもよいし、手許に置いておいてもよいようになっている。

 英語で論文を書く必要がある人向けに、丁寧につくられたよい本だと思う。
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???ĤŤε§Ф????褦??
2010/03/28(日) 11:25:22 | ?
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