深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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ドナルド・C・ゴース、ジェラルド・M・ワインバーグ『ライト、ついてますか?』
ライト、ついてますか―問題発見の人間学ライト、ついてますか―問題発見の人間学
(1987/10)
ドナルド・C・ゴースG.M.ワインバーグ

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 ビリーをはじめ、関係者みんなが間違ったのは、問いが重要なら答えも重要であるはずだ、と思い込んだためであった。「そうじゃないんだ。」とビリーは心もうつろに郵便箱を空けながら、ひとりごとをいった。「全然そうじゃないんだ。問題を扱う上で本当に大事なのは、問いは決して答えられることがないと覚悟することなんだ。だがそれは、問い続けている限りは、どうでもいいことなんだ。だまされて究極の解答を得たと思い込むのは、まんまとだまされて究極の問題定義、つまり究極の、真の答えを得たと思い込んだときに限るんだ。で、そう思ったとしたら、それは必ず間違いなんだ。なぜなら『究極の解答』なんてものは存在しないからだ。

ドナルド・C・ゴース、ジェラルド・M・ワインバーグ
『ライト、ついてますか?』


 コンサルタントの方やSEの方たちには、かなり有名らしい本書。図書館の心理学のコーナーでふと目に留まったので手にとってみた。

 サブ・タイトルが「問題発見の人間学」となっているように、本書は解くべき問題は何か? その問題の本質は何か?ということを考察していくもの。

 タイトルはトンネルを通った車にライトの消し忘れをなくすために出口に掲げたメッセージからとっている。
 今では、車からアラームが出るかもしれないが、確かに人に対してちょっと気付きのきっかけを与えるいい方法だと思う。

 ジェラルド・ワインバーグ氏の評判はよくきくので、以前に一冊読んだことがあったが、あまり印象に残らなかった。

 しかし本書は人を食ったような遊び心が随所に見られ、アメリカらしい少しブラックな交えたエピソードや挿絵を使いながら問題について問いかけていくので楽しんで読める。

 ある問題を解く際に見つけた解法に安易に飛びついていないか、もっと違う見方ができるのではないかと、問題解決は終わりがないことを教えてくれている。

 具体的な事例にそのまま役に立つというわけではないかもしれないけれど、自らの問題発見・解決の場面を反省するいいきっかになるいい本だと思う。
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