深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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西原理恵子『ぼくんち』
ぼくんち (ビッグコミックス)ぼくんち (ビッグコミックス)
(2003/04)
西原 理恵子

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ああ、この町はクソ野郎
ばっかりだ。

クソ野郎ばっかりだなあ。

西原理恵子『ぼくんち』


 テレビ東京系列でアニメがやっている時間に、それっぽくないタイトルが並んでいたので、ちょっと気になって見てみたら「毎日かあさん」だった。

 アニメのほうは見たり見れなかったりだけれど、西原先生の名前はよくので、これを機に一度読んでみることにした。

「毎日かあさん」は既刊がたまっているので、さきにこの「ぼくんち」に手を出すことにした。読み終わってから、もともとはカラーの3分冊だったと知ることになるのだけれど。
 本作は一太と二太の兄弟と母親と入れ替わるように現れた姉かのこの3人を中心に、海辺の貧しい町に暮らす人々の暮らしを描いたもの。

 暴力と犯罪が横行し、男は酒や薬におぼれ、女は何人もの男と肌を重ねながら、何もなかったように捨てられる。そして野垂れ死ぬように死んでゆく。

 そんなどうにもならないような環境の中でも、人々はただちょっと幸せになりたいだけと、ひたむきに生きている。けれども不器用で思い通りにならない。

 読んでいると息苦しくてどうにも辛い。どうして生きていくのは、こんなにも無様でかっこ悪いんだろう。ぞっとする。

 そんな生きづらさを抱えながら生きていくには肩を寄せ合っていく誰かが必要なのかもしれない。
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