深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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倉島保美『理系のための英語ライティング上達法』ほか

 和文英訳は英文を作成する手順の一部にすぎません。つまり、多くの人にとっては、次のような手順の一部でしかないのです。
1.読み手を特定する
2.伝達すべき情報を特定し、整理する
3.その情報を最も効果的に伝達するための文章構成を考える
4.その構成に基づいて日本語の文章を考える
5.その日本文を英文に直す

 この5番目の手順が和文英訳です。つまり、和文英訳は英文作成の中の5分の1の手順にすぎないのです。

倉島保美『理系のための英語ライティング上達法』


 あいかわらず思い出したようにライティング関係の本を読んでいる。そんな中、技術英文という領域があるのを最近知った。

 正確な情報伝達に重きを置く技術英文のほうが何かと役に立つかもしれないということで何冊か読んでみたので簡単にメモ。

理系のための英語ライティング上達法―情報を正しく効果的に伝える技術 (ブルーバックス)理系のための英語ライティング上達法―情報を正しく効果的に伝える技術 (ブルーバックス)
(2000/11)
倉島 保美

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 まずはブルーバックスから出ているこちら。日本語をただ英語に置き換えるのがライティングではない。読者を想定し情報を整理する。意識的なコミュニケーションの大切さを説く。
 よく練られた文章は決してネイティブに劣るものではないと励ましてくれる。例文も豊富で初めて読むにはいいかもしれない。

技術英文の正しい書き方技術英文の正しい書き方
(2003/07)
佐藤 洋一

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 次に読んだのがこれ。マニュアルやパンフレットなど様々な場面で、まずぎこちない悪例をあげ、それを訂正するかたちでポイントを解説していく。

 わかりやすくとてもバランスのよい入門書だと思うけれど、時々誤植かなと思うところがあって気になる。

50の構文でわかる技術英語の書き方―英文テクニカルライティング手法による50の構文でわかる技術英語の書き方―英文テクニカルライティング手法による
(2002/12)
上田 秀樹

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 次はこれ。英文翻訳にたずさわる著者が覚えておきたい表現や構文を紹介していくもの。原文に対して3レベルの英文を提示し比較しながら技術英文の書き方を紹介する。

 実務に携わっているだけあって最高レベルの翻訳は確かにわかりやすいが、そのノウハウの伝達や解説はあまりないので物足りない。

 ネットワーク通信系の例文が多いのが特徴。

必携技術英文の書き方55のルール必携技術英文の書き方55のルール
(2004/06/16)
片岡 英樹

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 最後はこれ。数字をスペルアウトするかどうかというレベルから文章の構成まで幅広いレベルを55のトピックにわけて解説している。

 必携と銘打つだけあって、技術英文を解説するものでありながら、よく使う表現などがコラムとしてまとめられており、レファレンスとしても使えそうなものになっている。

 論文など正式な文章を対象にしていているのか、比較的高度な内容を扱っている。工業英検の紹介問題なども掲載されていて持っておいて損はなさそうな一冊。
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