深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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枡野浩一『かんたん短歌の作り方』
かんたん短歌の作り方―マスノ短歌教を信じますの?かんたん短歌の作り方―マスノ短歌教を信じますの?
(2000/12)
枡野 浩一

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 オリジナリティというのは、他人のつくった表現をきちんとふまえた上で初めて生まれるものです。幼稚園児にチューリップの絵を描かせると、みんな似たような形や色のチューリップしか描きません。人間の発想なんて、みんな似たようなものなんです。だから他人のつくった表現を見て、「みんながこう書くのなら、私はあえてこう書こう」というふうに、意識的に新しい表現を追求しないことには、真にユニークな作品など生まれません。

枡野浩一『かんたん短歌の作り方』


 その昔、知人がおもしろいと薦めてくれたのが本書で、今さらながら手にとってみた。

 本書は「キューティ・コミック」という雑誌に連載された著者が提唱する「かんたん短歌」の教室を一冊の本にまとめたもの。

「かんたん短歌」とはあくまでも五七五七七の短歌の形式に則りながら、無理に古文調を使ったりせずいつも通りの言葉遣いで、読者を楽しませるため嘘をついてでもおもしろおかしく書こうというものである。
「~ますの。」という語尾や自らを教祖と名乗る妙なテンションに最初はとまどったけれども、読者からの投稿が増え始めると、指導にも熱が入り始め、確かにおもしろかった。

 口調はちょっとあれでも、表現を垂れ流すのではなく意識的であろうとする姿勢や短歌という形式だからこそ表現できるものを目指すというところは、とても真摯な印象を受けた。

 こういったところは短歌に限らず、何か他人に向けて表現しようという行為全般に通じてくると思う。いろいろと参考にしたいと思った。

 後半、私生活での変化があったりとでぐだぐだとしてるなと感じる部分が少しあったけれど、全体的に読みやすく、薦められたときに読んでおけばよかったなと思った。
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