深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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ピーター・ドラッカー『非営利組織の経営』
ドラッカー名著集 4 非営利組織の経営ドラッカー名著集 4 非営利組織の経営
(2007/01/27)
P.F.ドラッカー

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 幸か不幸か、いかなる組織にも危機はくる。必ずくる。その時がリーダーに頼る時である。リーダーにとって最も重要な仕事は、危機の到来を予期することである。回避するためでなく備えるためである。危機がくるまで待つことは責任の放棄である。暴風雨を予期し、先手を打たなければならない。それがイノベーションである。倦むことのない刷新である。

ピーター・ドラッカー『非営利組織の経営』


 企業が共同体としての機能を失っていくように思われる中で、『ネクスト・ソサエティ』『明日を支配するもの』でドラッカーが指摘するように企業以外のコミュニティが重要性を増してくるかもしれない。

 ドラッカーは早くから非営利組織に注目していたらしい。本書は1990年に出た非営利組織についての古典ということで手にとってみた。

 本書は文字通り非営利組織といえども経営が不可欠であることを説いた本。共鳴者から寄付を集めるだけでなく、人々を活動へと参与させていくにはマネジメントを考える必要がある。
 日本ではまだなじみが薄いが非営利組織はアメリカではコミュニティとしての機能を果たす重要なポジションを果たしているという。そういった意味でドラッカーはアメリカ社会を理解する点でも有用だとしている。

 ミッション設定、リーダーシップ、マーケティング、組織に関わる人のマネジメントなどが主に扱われている。

 各章は、ここの話題を一通り語った後、実際に非営利組織での活動に従事する人間や専門家などへのインタヴューを通してアクション・ポイントをまとめるという形式になっている。

 非営利組織を扱った本書だが、そういった範囲に限られずにおもしろい。リーダーシップやマーケティングという言葉は今までのドラッカーの本で直接出てくることは少なかった気がするので、むしろ普通のマネジメント本としても興味深く読めた。
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