深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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ピーター・ドラッカー『明日を支配するもの』
明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命
(1999/03)
P.F. ドラッカー

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 これまでの社会は、いかに個を尊重するにせよ、あくまでも次の二つのことを当然とする社会だった。すなわち、第一に、組織は、そこに働く者よりも長命であって、したがって第二に、そこに働く者は組織に固定された存在であるということを当然としていた。ところが、自らをマネジメントするということは、これと逆の現実にたつ。働く者は組織よりも長命であって、知識労働者は移動する存在である。
 すでにアメリカでは、働く者が組織から組織へ動くことは、一般化した慣行である。しかしそのアメリカでさえ、働く者が組織より長命であって、したがって第二の新しい人生の用意が必要などということは、誰にも心構えのできていない革命的な変化である。退職制度を含め、既存のいかなる制度も想定していなかった事態である。アメリカ以外では、今日にいたるも、働く者は組織を動かないことが前提とされている。これを安定と称している。

ピーター・ドラッカー『明日を支配するもの』


『ネクスト・ソサエティ』がおもしろかったので、時期の近い、21世紀を展望した本書を手にとってみた。

「本書は、行動への呼びかけである」という言葉どおり、大きな変化を前にして「あなたはどうするか?」と問いかけてくる。

『ネクスト・ソサエティ』が各所で発表されたものを編集したもので読みやすかったのに対し、本書は少し読みにくさは感じるがよりまとまっているように思う。
 マネジメントに関する誤った思い込みの訂正、人口構造をはじめとする様々な変化、知識労働者の話、情報社会の進展、強み管理などが一章ごとに語られていく。

 個人的に印象深かったのは人間の余命が伸び、企業の寿命といわれる30年よりも長く労働に携わるようになったという指摘。

 長期雇用が前提だった日本でも自分自身のキャリアに自覚的にならざるを得ないんだろう。

 著者自身がいうように読んでいると居ても立ってもいられなくなる。一気に読んでしまったが、すすめられているように一章ずつゆっくり読んでじっくりと考えたくなる一冊。
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