深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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佐々木正人『レイアウトの法則』(1)
レイアウトの法則―アートとアフォーダンスレイアウトの法則―アートとアフォーダンス
(2003/07)
佐々木 正人

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 最近ニュースでプチプチのおもちゃができたと集中的に報道されたことがあった。その際に、プチプチの魅力を「尖ったものは押したくなるアフォーダンスという現象」と説明されることが多く、アフォーダンスという言葉も浸透してきたんだなと感じた。

 個人的にアフォーダンスには興味を感じつつ何冊かの本にあたったこともあるが、いまだに理解していると胸を張るに至らない。この本はタイトルに惹かれて軽く手にとったのだが、中身は本格的にアートとアフォーダンスについて考察するものだった。

 というわけで、読み終わるまでにしばらくかかりそうなので不完全ですが、備忘録を残していきます。


 私たちの取り巻くものたちの表面には肌理(テクスチャー)がある。この本で取り扱うレイアウトとはこういった肌理を持つ周囲のことだと著者はいう。そしてそのレイアウトが環境の中に埋め込まれた意味、すなわちアフォーダンスを知覚する手がかりを与えている。

 光源から発せられた光は肌理を持つ表面にぶつかって散乱反射する。さらに空気中に含まれる塵や水などによっても光は散乱反射する。このように大気中には散乱した光で満たされる状態を「照明」という。この照明下で物はあらゆる角度から光を受ける。これを「包囲光」という。

 この包囲光が重要なのは、その周囲の光を反射する表面の構造が投影されている。こうしてある場所での視覚は、その周囲の構造を反映したユニークな特徴を発見することができる。

 つまり網膜に結ばれた像を解釈して意味をつくりだすのが視覚なのではなく、視覚とは周囲の光の構造にもともと情報が含まれている情報を探すことなのだと。

 そして私たちの周囲は絶えず変化している。長方形のテーブルを見ながら移動すれば投影される像は変形するが、四つの角度と四辺の比率は変わらないという。こうした変形するものの中に不変の情報があるからこそ、刻々と変化する形を同一のものと認識できるのだ。

 ここから絵画を見ることは他者が発見して表現しようとした不変情報を発見しなおすのだと著者の考えは展開していく……。


 と書いてきたけど、あんまり整理がついてないのかもしれない。少し物理的な知識が不足気味なのを痛感。

 人のしていることは、周囲の表面のレイアウトを修正することである。周囲の表面で新しいレイアウトを作り出し、表面の意味を変えてしまうことが人の関心の中心にある。レイアウトを修正して元の表面になかった意味を作り出すことを人は創造とよぶ。(中略)
 人が詳しいのは表面の接合についてである。表面の接合するところを縁という。縁は人の知識の中心である。人は帽子の陥没と庇のかたちの識別に飽きない。

佐々木正人『レイアウトの法則』

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