深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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山田ズーニー『伝わる・揺さぶる!文章を書く』
伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)
(2001/11)
山田 ズーニー

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 つまり、書くことによって、あなたがあなたの潜在力を生かし、読み手を共感させることだ。読み手に、共感・納得・発見などの心の動きが生まれれば、やがてそれは読み手の内部で大きな振動となって、読み手自身の潜在力を揺さぶり起こすだろう。そういうふうに人に伝わる、人を揺さぶる文章を目指そう。

山田ズーニー『伝わる・揺さぶる!文章を書く』


 文章術に関する本を読むのは好きで定期的に読んでいる。実践のほうはさっぱりできていないのだけれど。

 本書はウェブサイトの「ほぼ日刊イトイ新聞」で「おとなの小論文教室」を連載していたりと、活躍されている山田ズーニーさんの初めての著作。

 小論文といった形式が限定されているものや、文学的な表現へ志向された文章術の本が多い中で、その中間ともいえる日常で使われるような機能文といったものを対象としている。

 上司の説得や謝罪文、議事録、メールなども射程に入っている。それだけでなくコミュニケーション全般について考えていく。
 その基本的なメッセージは、文章を書く前にもっと考えようということだろう。著者の言葉を使えば「戦略的にコミュニケーションを行う」ということ。

 本書を読んでいると自分がいかに怠惰か痛感させられる。プロローグに登場する女の子のように、自分と向き合うのを避け、無意識を垂れ流してきた面は少なからず身に覚えがある。

 ズーニーさんはコミュニケーションに伴う傷や恐怖を十分知りながら、それを恐れずに自分の信じるところをまっすぐに語りかけてくる。そういった意味で私のような人間にとっては脅威になるところがある。それでも結構この痛みが好きだったりするから不思議。
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