深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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村上宣寛『「心理テスト」はウソでした』
心理テストはウソでした (講談社プラスアルファ文庫)心理テストはウソでした (講談社プラスアルファ文庫)
村上 宣寛

講談社
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 生まれた星座や血液型は変えようがない。それに対して事故の誘因等を詳しく分析すれば、避けられるものもあるはずだ。そうすれば、事故が減らせるはずだ。警察はこんな初歩的なこともわからないのだろうか。
 調査対象を血液型や星座などでグルーピングすれば、グループの差くらい出てくるのは当たり前である。それは年齢、性別、居住地、社会環境などに違いがあるからである。これらの要因を統制しないで、原因を血液型や星座と決めつける点が大きな間違いである。

村上宣寛『「心理テスト」はウソでした』


 出版当初、何かと物議をかもしたと記憶しているこちらの一冊。読まずにすませてしまっていたが、『心理学の「現在」がわかるブックガイド』で文庫版が出ていることを知り、読んでみることにした。

 本書は性格心理学が専門の著者が、一般に流布している性格検査方法の中に妥当性が疑わしいものがあることを暴露する啓蒙署になっている。

 血液型性格診断や心理テストなど、テレビや雑誌などでなじみぶかいものをはじめ、ロールシャッハテストやクレペリン検査など、公に認められている診断方法でさえも、ばっさり切り捨てられている。
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服部環(監修)『心理学の「現在」がわかるブックガイド』
心理学の「現在」がわかるブックガイド心理学の「現在」がわかるブックガイド
越智 啓太,徳田 英次,荷方 邦夫,望月 聡,服部 環

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 心理学を学び研究していく場合に、本当に良い研究というのは、先行研究をちょっといじって追試してみるというバターンよりは、このような日々の問題意識からスタートしたものに多い。そのような意味で、卒業論文などを書くときにも発想の助けとしてこの本は非常に役に立つものだ。心理学科の学生、心理学に興味のある皆さんには、ぜひ一度目を通してみることをお勧めしたい。

服部環(監修)『心理学の「現在」がわかるブックガイド』


 今年初めに購入したと書いたこちらの本。一通り目を通したのでご紹介。

 昨年4月に出版されたばかりの本ですが、その筋の方々にも評判がよさそうで、1500円足らずという手ごろな価格ということもあり、即決で購入を決めました。

「Over 120 BOOK REVIEWS」と帯にもあるように、5人の心理学者たちが120冊以上の心理学関連書籍を紹介していくものです。古典も取り上げられてはいますが、“「現在」を知る”という名前の通り、2000年以降に出版された本が多く、とても参考になります。
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平田幸彦『インテリア観葉植物』 他2冊
『その科学が成功を決める』を読んで、部屋に観葉植物を置くのはいいなと思い始めました。

 実は、読み終えたその足で近所のホームセンターで小さなサンセベリアを買ってみたのです。しかしホームセンターでは水につかった状態で売られていたこともあって、何となくで水をあげてしまい、直後の寒波の襲来で黒ずんでしまいました。

 観葉植物は寒さに弱いものが多く、冬には水やりを控えないといけないのだとか。少しのことにも案内は欲しいもの、ということで、すぐにも部屋に置きたいのをこらえつつ、暖かくなるまでに知識を仕入れておくことにしたのでした

 そんなわけで読んだ本のメモです。
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城繁幸 『7割は課長にさえなれません』
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城 繁幸

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 日本企業を敬遠するのは、なにも留学生だけではないということだ。まだあまり知られてはいないことだが、すでに東京、シンガポール、香港を結ぶ横断的転職市場は形成されつつある。
(中略)
 さらにいえば、この流れは完全に新卒市場にも波及している。東洋経済新報社が二〇一〇年卒業予定の学生に対して実施した就職希望調査において、東大、京大それぞれのトップ10に日の丸メーカーが一社も入らない一方で、外資系金融、コンサルといった年俸制企業が三社もランクインしているのだ。
 これらの動きは、一見するとつながりがないように見えるかもしれないが、すべて一つの方向を指し示している。要するに、以前は外国人に限られていた「日本企業離れ」の傾向が、国籍や地位を問わず、(少なくとも選択肢のある)若手全体に拡大しつつあるということだ。
 では、彼らが日本企業を敬遠する理由とは何だろう?
 それは、年功序列制度にある、初任給から始まり、50代半ばでピークに達する賃金カーブを思い描くといい。あれは要するに、その世代における平均賃金の推移を示す曲線である。つまり「少なくとも自分は平均以上に優秀であるはずだ」と自負する者にとっては、日本企業は割に合わない人生の投資先だ。そして、そう判断して外資をめざしたり、日本企業を三年で辞める若者が増加しているということは、今後の賃金カーブの低下を予想する人間がふえているということだ。これが、人の流れが変化した理由である(図10)。
 もちろん「自分はつねに平均以下だ」と割り切っている人間にとっては、終身雇用はいまも変わらず魅力的な制度である。そういう人材だけで商売が成り立つかどうかは別問題だが。

城繁幸 『7割は課長にさえなれません』


 先日、『はじめての課長の教科書』を読んで関連書籍を眺めたりしていたら、読後の余韻に冷や水を浴びせるようなタイトルが跳びこんできた。

 よく見てみると、著者は『若者はなぜ3年で辞めるのか?』の城繁幸さんで、若者三部作の最終巻という位置づけらしい。

『若者はなぜ3年で辞めるのか?』は流行がだいぶ落ち着いてから読んではいるものの『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか』は未読で、どうかなと思ったけれど、先に挙げた本との関連もあるで読んでみることにした。
[城繁幸 『7割は課長にさえなれません』]の続きを読む
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