深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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ロジャー・J. キャラハン『TFT〈思考場〉療法入門』
TFT(思考場)療法入門―タッピングで不安、うつ、恐怖症を取り除くTFT(思考場)療法入門―タッピングで不安、うつ、恐怖症を取り除く
(2001/12/15)
ロジャー・J. キャラハン

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 前にも述べたが、TFTは、苦痛の原因と考えられる出来事自体を変えることはできない。たとえば、あなたを捨てて行った配偶者を連れ戻して、万事もとの幸せな状態に戻してほしいと言っても、それは無理だ。もし子供をなくしたのであれば、残りの人生、その現実を抱えていくしかない。そうした悲劇を抹消する方法はこの世に存在しない。だが長い間不幸な出来事にまとわりついていた傷と痛みを「取り除く」ことだけはできる。あなたがふたたび人生の主役になること、ふたたび人生を楽しむこと――それを可能にするのがTFTである。

ロジャー・J・キャラハン『TFT〈思考場〉療法入門』


 最近一部で注目されているタッピング・セラピー。TFTとかEFTとか呼ばれる名前は知っていてずっと気になっていたところ、図書館で本書を見つけたので読んでみることにした。

 本書はTFT(Thought Field Therapy)を編み出したという著者自らによる思考場療法の解説書。前半部が理論編、後半部が実践編になっている。

 このTFTというのは、東洋医学の「経絡」という考えに影響を受け、体のつぼを押さえることで感情的苦痛を和らげようというもの。
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忌野清志郎『サイクリング・ブルース』
サイクリング・ブルースサイクリング・ブルース
(2006/06)
忌野 清志郎

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勝ち負けにこだわって、頑張り過ぎると息切れする。
どんな険しい坂道も長い道のりも、いつかは着くだろうと、ゆるい気持ちで走ることが大切だ。これは人生にもいえること。
いくら頑張っても、世間の評価とかはそう簡単にはついてこない。
そんな経験を僕なんかずっとしてきたから、そういう価値観にしばられたくない。
なによりも大事なことは、自己満足。
自分の走りに納得できれば、それでいい。

忌野清志郎『サイクリング・ブルース』


 今年5月にお亡くなりになった忌野清志郎さん。私の中では「ちびまる子ちゃん」のEDぐらいでしか知らなかったけれど、死後の報道で自転車の熱烈なファンだったことを知った。

 本書は50歳で自転車にはまった清志郎さんが、自転車で走った各地の写真に、自転車への思いや考えたこと、楽しみ方などを寄せたフォトエッセイ。

 雪崩に巻き込まれた息子を80歳の父親が救出したというニュースに発奮し、子どもを助け出せる体力が自分にあるのかと思ったのが自転車に乗るきっかけだったという。
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W. H. マクニール『世界史』
世界史 上 (中公文庫 マ 10-3)世界史 上 (中公文庫 マ 10-3)
(2008/01)
ウィリアム・H. マクニール

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世界史 下 (中公文庫 マ 10-4)世界史 下 (中公文庫 マ 10-4)
(2008/01)
ウィリアム・H. マクニール

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 このようにして、宗教が一地域のものでなくなった。ユダヤ人たちは、外見上はまわりの民族とほとんど同じようにふるまい、さまざまな言語を話し、衣装や行為の点でも一律でなかったが、それでいてヤハウェには忠実でありつづけた。要するに、宗教が、人間文化の他の側面から切りはなされたのである。イェルサレムの神殿での豪華な礼拝式に執着したり、信者に対して同一地区に住んでほぼ統一的な習慣に従うよう強制するのではなくユダヤ人の信仰は、少数の信者が集まって聖書を研究し思索する場所でなら、どこでも栄えることができるようになったのである。

W. H. マクニール『世界史』


 どうも最近世界史の知識が抜け落ちていっている気がして、もう少し私も歴史に学ぼうかと思っていた。

 中公文庫の「世界の歴史」シリーズを読んでみようかと思っていたこともあったけれど挫折しそうなので、そこそこ短くて読みやすいものを探した。

 そこで見つけたのが本書。アメリカでは30年以上版を重ねている、定評のある世界史教材だという。
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近況――サガフロ2の話
 梅雨が明けたと思ったら、もうさわやかな風が吹き出して夏も終わりかなという感じがします。ここ最近更新をさぼっていたのは、ずっとゲームをやっていただけだという……。
 というわけでとりとめもなく「サガフロンティア2」の話でも。
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B. F. Skinner 『Beyond Freedom and Dignity』
Beyond Freedom & DignityBeyond Freedom & Dignity
(2002/03)
B. F. Skinner

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 以前にカーヴァーを読んだときから、もう一年以上経ってしまった。また前の更新からもだいぶ間が空いてしまった。

 洋書の読書に割く時間はだいぶ減ってしまったものの、一応ちまちまと続けている。ずっと読んでいたのが、だいぶ前に古本市でつい買ってしまったバラス・スキナーの『自由と尊厳を超えて』。

 このブログでも何冊か取り上げてきましたが、以前に『行動分析学入門』(産業図書の方です)を読んで衝撃を受けてからスキナーの心理学には関心を持ってきた。そんなわけでスキナーについてはどちらかといえば否定的に議論されることが多い気がしますが、私自身は結構好きだったりするのです。

 強化スケジュールなどといった研究実績はもちろんのこと、スキナー箱や自動記録装置といった研究方法を自ら編み出したり、はたまた小説まで書いてしまったりという多才ぷりは素直にすごいなと。

 そんなわけでいつかはスキナーの著作に直接挑戦してみたいなと思っていたのだけれど、残念ながら訳書は軒並み絶版。原著に当たるしかない。最初は小説で読みやすそうな『ウォールデン・トゥー』にしようと思っていたのですが、そもそも『森の生活』を読んでいなかった。

 そこで一応手許にもあることだし、物議をかもしたセンセーショナルな一冊だということもあり、こちらに挑戦することにしたのです。
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手塚治虫『mw』
MW(ムウ) (1) (小学館文庫)MW(ムウ) (1) (小学館文庫)
(1995/02)
手塚 治虫

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MW(ムウ) (2) (小学館文庫)MW(ムウ) (2) (小学館文庫)
(1995/02)
手塚 治虫

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なぜ そうも
あの悪魔に
魅せられるんですかね?

それは
あなただって
おなじことで
しょう?
神父さま

バカな!!
私は…あの男が憎い
ただ 憎む力が
乏しいだけなんだ

それは
いい逃れに
聞こえ
ますわ

……私は もう
なにがなんだか
わからなくなった
主の祝福を
願った人たちが
みんな一人残らず
不幸になり
そして結城の
ような人間が
祝福される
なんて…

悪魔も神さまも
結局 同じもの
なんじゃないかしら?

だまれッ

手塚治虫『mw 2』


 さて私も iPhone が実質0円になるというキャンペーンにホイホイされて、この3月からiPhone ユーザーになっています。

 そのアプリに「週間手塚治虫アプリ」というのがあり、毎週手塚治虫の読み切り作品や長編の一部が配信され、お試しで読めるようになっています。

 今まで手塚治虫はぽつぽつと読んだことがある程度だったのですが、こうやって触れてみると、もうこの頃からいろんな要素が試されているのに驚かされます。

 ここ最近配信されていたのが「mw」。何週も続けて配信されるのは今までなかったのでふしぎに思っていたのですが、最近映画化されたとか。全く知りませんでした。

 何はともあれ、手塚治虫のイメージとはかけ離れた内容に衝撃を受け、無性に続きが読みたくなったわけです。

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