深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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西原理恵子『ぼくんち』
ぼくんち (ビッグコミックス)ぼくんち (ビッグコミックス)
(2003/04)
西原 理恵子

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ああ、この町はクソ野郎
ばっかりだ。

クソ野郎ばっかりだなあ。

西原理恵子『ぼくんち』


 テレビ東京系列でアニメがやっている時間に、それっぽくないタイトルが並んでいたので、ちょっと気になって見てみたら「毎日かあさん」だった。

 アニメのほうは見たり見れなかったりだけれど、西原先生の名前はよくので、これを機に一度読んでみることにした。

「毎日かあさん」は既刊がたまっているので、さきにこの「ぼくんち」に手を出すことにした。読み終わってから、もともとはカラーの3分冊だったと知ることになるのだけれど。
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伊藤礼『こぐこぐ自転車』
こぐこぐ自転車こぐこぐ自転車
(2005/12/14)
伊藤 礼

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 そのあと井の頭通りと交差する松原交差点で信号待ちをする。松原交差点の信号待ちは交差点の規模のわりに長い。ずいぶん長く感じる。ここではなぜか私のようにどこかを目ざして走っていますというような、ママチャリ離れした自転車乗りと鉢合わせすることがある。たいていお互い何も言わない。何も言わないが、見ないふりをしてちらりと相手の自転車を観察する。そして、「ふん」と思う。

伊藤礼『こぐこぐ自転車』


『自転車三昧』『自転車生活の愉しみ』と自転車エッセイがおもしろかったので、印象的なタイトルのこちらを読んでみることにした。

 こちらも河村健吉『自転車入門』で紹介されていた一冊。本書は定年間際にふと自転車で通勤することを思い立ち、そのまま自転車にのめりこんでしまった著者による自転車紀行文。

 初めて職場まで自転車で行ったときの辛かった思い出や新宿まで定期的に走って脚力を鍛えた話、東京近郊の探索、軽井沢旅行に行って途中で引き返したこと、仲間との北海道旅行など、短い距離でふらふらになってしまっていた著者が自転車旅行をするまでに至る過程が痛快なタッチで描かれている。
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円地文子訳『源氏物語 巻四』
源氏物語 4 (4) (新潮文庫 え 2-19)源氏物語 4 (4) (新潮文庫 え 2-19)
(2008/09)
紫式部

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 女ほど身の持ち方が窮屈で、あわれなものはない。深く心にふれることも、興のおもむくこともまるで知らないように人前にも出ず、引き籠ってばかりいれば、何によって生き甲斐のある晴れがましさを味わい、この定めない世のつれづれを慰めることが出来ようか。世間の道理も分らず、ただ何の能もない者になっていたのでは、丹精して育ててくれた親もさぞ残念に思うことであろう。何もかも胸一つにおさめて、無言太子とかいう、あの僧たちの、悲しい物語の例にひく昔話のように、ものの善悪もちゃんと心得ていながらじっと黙りこんでいるのもつまらぬことだ。自分ながらもほどほどを保つというのは難しい、とお考えになるのも、今はただ明石の女御のお生みになった女一の宮の御ためなのである。

円地文子訳『源氏物語 巻四』「夕霧」より
 ちょっと間が空いてしまいましたが、巻1巻2巻3に続き円地源氏の巻4読了。

 私が読んでいる旧版版5分冊には「柏木」から「総角」までの12帖が収録されている。くどいけれどもリンク先は再版版なので収録範囲が異なる可能性があります。

 物語も終盤に近づき、光源氏が物語から雲隠れし、いわゆる宇治十帖に入っていくことになる。

 女三の宮との不義を犯した柏木は、光源氏に気圧されるようにあっさり死んでしまう。女三の宮は柏木との子薫を産むと出家してしまう。

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クレイトン・クリステンセン『イノベーションのジレンマ』
イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
(2001/07)
クレイトン・クリステンセン玉田 俊平太

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 持続的イノベーションと破壊的イノベーションに直面した企業の成功と失敗のパターンは、すぐれた管理決定の当然の結果である。だからこそ、破壊的技術はイノベーターをこのようなジレンマに陥れる。いっそうの努力をすること、鋭敏であること、積極的に投資すること、顧客の意見に慎重に耳を傾けることは、新しい持続的術によって生じる問題を解決するには有効である。しかし、これらの安定経営のパラダイムは、破壊的技術を扱うには役に立たない。それどころか、逆効果であることが多いのだ。

クレイトン・クリステンセン『イノベーションのジレンマ』


 少し前にいろんなところで言及されていたので、読んでみたいなと思っていて、遅まきながら読んでみることにした。

 本書は、かつての優良企業が失速し、業界内での地位を落としてしまうのは何故かという問題に答えようとするもの。

 訳者によると1997年に発売されてから、日本語版が出る2000年に至るまでベストセラーランキングに載っていたというからすごい。
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萩尾望都『ポーの一族』
ポーの一族 (1) (小学館文庫)ポーの一族 (1) (小学館文庫)
(1998/07)
萩尾 望都

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だってー
だって
現実に
恋人はあなたの
そばにいないんだ

目を
さましたら?
あなたは夢を
みてるんだ

みんな
現実に
直面して
なやんだり
憎んだり
悲しんだり
してるんだ
なぜ?

あなただけ
幸せで
いられるはず
ないよ!

はるかな国は
どこにもないよ
そんな国には
人は住めないよ
エルゼリ

萩尾望都『ポーの一族』
「はるかな国の花や小鳥」より


『トーマの心臓』がおもしろかったので、同じく代表作のこちらを読んでみた。
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キット タケナガ『デジタル「写真の学校」』
デジタル「写真の学校」デジタル「写真の学校」
(2005/07)
キットタケナガ東京写真学園

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 このように、どのような使い方をするのか、映した写真を何に使うのかによって使うべき機材は変わってくる。また、フィルカメであれば、写真のサイズを引き伸ばしで調節できるから、原版のサイズがそれほどたくさんある必要はないが、デジカメの場合は、プリントサイズとカメラの画素数を常に念頭に置いておくことが大切だ。小さなサイズでしか使わないと分っている写真なら、800万画素の画像を縮小して使うより、最初から200万画素、300万画素程度のカメラで写しておいた方が画質もいい場合が多い。ましてや、ウェブ上で使用する写真なら、手軽に携帯できるコンパクトの普及機で十分なのだ。画素数の多さ=高画質という迷信に惑わされてはいけない。この問題については後に述べるが、結論から言うと、単に画素が多いからといって必ずしも高画質が期待できると考えるべきではない。

キット タケナガ『デジタル「写真の学校」』


 以前読んだ『「写真の学校」の教科書』のデジタルカメラ版があったので読んでみることにした。

「教科書」のほうはやはり銀塩カメラに関する話題が多く、プロ写真家の卵が対象といった感じだったけれども、本書はもう少し間口が広い感じがする。

 とはいえ内容が大きく変わるわけではなく、デジタルカメラの歴史に軽く触れたあと、絞りとシャッタースピードといった基本からしっかり教えてくれる。
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