深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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小方厚『音律と音階の科学』
音律と音階の科学―ドレミ…はどのようにして生まれたか (ブルーバックス)音律と音階の科学―ドレミ…はどのようにして生まれたか (ブルーバックス)
小方 厚

講談社
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 数学・物理学と音楽とは何の関係もないと思われている。「ひとよひとよにひとみごろ……,サインコサイン何になる……」とは中川五郎作詞・高石ともや作曲の『受験生ブルース』の一節だ。しかし、1.41421356…(√2)は減5度の周波数比であり,サイン・コサインはスペクトル解析の基礎であるフーリエ変換の道具である。数学は本書のためにあるようなものだ。

小方厚『音律と音階の科学』


 人前で歌をうたったり楽器を演奏したりというのは苦手で、特に習いごとをしていたわけでもなかったし、芸術が選択科目になる高校時代は美術を選択した。

 そんなこともあって音楽理論についてはほとんど学んでこなかった。それでも音楽を聴くのはもちろん好きだし、器材も必要としない手軽さもあって、もっと勉強しておけばよかったと思うことがしばしばある。

『魅せる声のつくり方』を見かけたときに、同じブルーバックスのこの本も見かけた。『虚数の情緒』で音楽に数学が関連していることは知ってはいたものの、理解したとはとてもいえないので、一度しっかりと読んでみることにした。
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中村博司『大人のサイクリングビギナーズ』
大人のサイクリングビギナーズ 新版―自転車ライフを楽しむ! スポーツ自転車ライフを始める人に愛車選びから旅行の仕方ま (ヤエスメディアムック 291)大人のサイクリングビギナーズ 新版―自転車ライフを楽しむ! スポーツ自転車ライフを始める人に愛車選びから旅行の仕方ま (ヤエスメディアムック 291)
中村 博司

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 これまで私は「ペダルを踏む」「ペダルを回す」「ペダルを押す」といった表現を使ってきた。これらの表現のうち、どれが正しいかといえばどれも正しい。ペダルはクランクに取り付けられているので正確に真円に回るが、ペダルは軸で支えられていいるので踏面の角度は常に変化している。脚の力を自転車の推進力に変えるために、それをどのようにペダルに加えるかが非常に重要で、ペダルの位置によって「ペダルを踏む」「クランクを回す」「ペダルを押す」などさまざまな力の加え方をしなければならないのだ。


中村博司『大人のサイクリングビギナーズ』


 こちらも河村健吉『自転車入門』で紹介されていた本。ムックのため絶版になっていたため、アマゾンのウイッシュリストに入れておいたままになっていたが、最近だいぶ安くなっていたので購入してみた。

 こちらは『大人の自転車入門』の著者の一人でもあった中村博司さんによる自転車を始める人へ向けたガイドとなるもの。

 中村さんはシマノに勤めながら、レースにも参加するなどしていて、今は大阪にある自転車博物館サイクリングセンターの事務局長をしている方らしい。
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平田オリザ『演劇入門』
演劇入門 (講談社現代新書)演劇入門 (講談社現代新書)
平田 オリザ

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 しかし、一方で、私たちは、発語の際に、常に、例えば相手が自分の言っていることをどのくらい理解しているかを気にしながら話している。それだけではない。相手との距離、部屋の大きさ、外からの雑音などなど、さまざまな要素から、無意識のうちに影響を受けて、私たちは他者と言葉を交わしている。すなわち私たちは、主体的に話していると同時に、環境によって「話をさせられている」のだ。
 あまり難しく考える必要はない。例えば、汽車の中で「自分から話しかける」に手を挙げた人でも、相手が明らかにやくざ者に見える男だったら、自分から声はかけないだろう。逆に、「自分から声をかけない」というほうに手を挙げた人でも、相手が何かものでも落とせば、声をかけずにはいられないだろう。私たちはこのように、常に、私たちを取り巻く現場によって、喋らされているのだ。

平田オリザ『演劇入門』


 今の日本で最も精力的に活躍されている劇作家、演出家の一人ではないかと思われる平田オリザ氏。というか、現代劇の方面にはとんと疎いので確かなことはわからない。

 そんな私が著者の名前を知っているのは、かなり前にラジオでの対談を聴いてことがあるから。その内容は今ではおぼろげになってしまったけれど、著者のことは強く印象に残っていた。

 本書は、著者が自らの劇作の方法、演出の方法を語っていきながら、演劇について考えていくもの。
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石田ゆうすけ『行かずに死ねるか!』
行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅 (幻冬舎文庫)行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅 (幻冬舎文庫)
(2007/06)
石田 ゆうすけ

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 タケシやアサノがこの旅を始めたときもそうだった。ぼくにとってチャリ旅は日常で、ペダルをこぐことが当たり前になっている。でもこうやって彼らと走ることで、改めて気付かされるのである。汗を流して、自分の力で目的地に向かうという単純な行為がいかにおもしろいか、ということを。

石田ゆうすけ『行かずに死ねるか!』


『自転車ぎこぎこ』などの自転車紀行文がおもしろくて、他の作品を探していて見つけたのが本作。

 大手食品メーカーのサラリーマンだった著者は仕事をやめ、自転車一つで世界を一周する旅に出た。足掛け7年半9万5千キロに及ぶ旅行記を280ページ足らずの本にまとめた一冊。

 アラスカを発ち、南米アメリカ大陸を縦断、ヨーロッパに渡りアフリカを縦横に抜け、アジアそしてシルクロードと、壮大な旅の記録がとられている。
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ランス・アームストロング&クリス・カーマイケル 『ミラクルトレーニング』
ミラクルトレーニング―七週間完璧プログラムミラクルトレーニング―七週間完璧プログラム
(2002/09)
ランス アームストロングクリス カーマイケル

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 ライディングポジションの四番目のポイントはエアロダイナミクスだ。エアロダイナミックなフォームは空気抵抗が少ないので速く走ることが出来る。ポジションの取り方一つで空気抵抗は大きく変わる。ランスは胴体を立て背中を折り曲げたポジションでタイムトライアルを走る。「実験の結果、上体が立っているかどうかより身体の幅の方が重要だとわかりました」とコロラド州ボルダースポーツ医学センター所長、アンドリュー・プルーイット博士は言う。彼は一九九〇年代初めにランスの腰椎骨折を診断した人物だ。「身体を低くするよりも狭くする方が空気抵抗を減らすには有効なのです。たとえそれが理想的なエアロダイナミックポジションでなくとも、快適と感じるなら速く走れるはずです」。

ランス・アームストロング&クリス・カーマイケル
『ミラクルトレーニング』


『シャカリキ!』では、日の本大自転車部の主将柘植が登場する場面でエスカレーターでも座らせることで、自転車選手が走ることに対する気遣いを示していた。

 それを見ていて一流の選手がどれほどのトレーニングを行っているのか興味が湧いた。そこで『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』『毎秒が生きるチャンス!』読んだときに気にかかっていた、こちらの本を手にとってみた。

 本書は癌を克服しツール・ド・フランスで7連覇を果たしたランス・アームストロングとそのコーチであるクリス・カーマイケルが7週間で行うトレーニングプログラムを紹介したもの。
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