深海魚の水槽
読んだ本のメモなどを残していく予定です。
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アイデアのつくり方アイデアのつくり方
ジェームス W.ヤング,竹内 均,今井 茂雄

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 私はこう結論した。つまり、アイデアの作成はフォード車の製造と同じように一定の明確な過程であるということ、アイデアの製造過程も一つの流れ作業であること、その作成に当って私たちの心理は、習得したり制御したりできる操作技術によってはたらくものであること、そして、なんであれ道具を効果的に使う場合と同じように、この技術を修練することがこれを有効に使いこなす秘訣である、ということである。

ジェームス・W・ヤング『アイデアのつくり方』


 いろいろなところでおすすめの本として紹介されている有名な一冊。値段から新書だと思い込んでいたけれど、実際に届いてみると新書サイズではあるもののハードカバーで、何よりその薄さに驚いた。100ページほどしかない。

 降ってわいたアイデアということも多いように、独創的なアイデアというのは何か霊的なものにインスパイアされて産み出されてくるようなイメージがあった。そこには決まったパターンなどはなく、ある日突然現れるような気がする。

 著者はアメリカの広告代理店の役員だった人で、大学でのビジネス・セミナーでアイデアについて話をすることになり、どのようにアイデアを得るかを考察した結果をまとめたものである。
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酒井穣『はじめての課長の教科書』
はじめての課長の教科書はじめての課長の教科書
酒井穣

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 企業活動の目的は、企業に関係しているすべての人をできる限り満足させることにもあり、その「すべての人」の中には、問題社員も含まれています。
 多少の問題があることを理由に事実上のクビとしたり、完全に無視してしまうようなら、いずれそれを悔いることになります。逆に、こうしたことをまったく罪と感じないような人間には、人の上に立つリーダーたるべき資格がないといってもいいでしょう。
 豊臣秀吉の軍師として名高い黒田如水ですら、あらゆる自らの決断に後悔することが多かったと言っています。そんな黒田如水に、まさに一級の武将、小早川隆景は「損得ではなく、仁愛によって決断すれば結果によらず後悔することなどない」という趣旨のことを説いたそうです。これはそのまま現代の管理職にも通じる思想といって良いでしょう。

酒井穣『はじめての課長の教科書』


 この本は課長本の嚆矢となった著作ということになるのだろうか。数年前に話題になったときにウィッシュリストに放り込んでおいたところ、手ごろな価格になっていたので購入してみた。

 組織をフラット化しようとする流れが大きくなっていく中で、あえてピラミッド型組織を組織の基本形として据え、その中でミドルマネジメントの担い手である課長の役割と重要性を説きおこすもの。

 特に、欧米型の経営層と従業員を分ける二元型の組織論ではなく、従来の日本の組織で果たしてきた中間管理職の役割に着目し、トップとボトムの結節点としてのミドル層が描き出されている。
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ピーター・ドラッカー『マネジメント』
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ピーター・ドラッカー,有賀 裕子

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 理由はいつも同じである。「完璧な」判断などありえないのだ。必ず何らかの犠牲を伴う。「どうしても必要なもの」についても、どれかは必ず後回しにしなくてはならない。目標、意見、優先順位などを調整しなくてはならない。最善の判断といえども、しょせんは「完璧に近い」というだけで完璧ではない。しかも、リスクが伴うのだ。そのうえ、関係者に判断を受け入れてもらったり、強硬に反対している人を説得したり、リスクを抑えたりするために、必ず妥協が求められる。
 このような状況のもとで効果的な判断を下すためには、「誰が正しいか」ではなく、何が正しいかについての立場を、最初から最後まで守りとおす必要がある。いずれは妥協しなくてはならないが、そうはいっても、客観的な要求条件を満たす判断にできるだけ近いところから出発しないかぎり、誤った妥協をしてしまうだろう。つまり、譲るべきではないところで、譲ってしまうものだ。

ピーター・ドラッカー『マネジメント 3』


「もしドラ」のところでも触れたけれども、ドラッカーの『マネジメント』はかつて2分冊で刊行されていたものの、600ページ以上ある分厚い本に小さな文字がびっしり詰まっていて、とても図書館の返却期限内に気軽に読めるようなものではなかった。

 そのため「もしドラ」のみなみちゃんも読んでいた「エッセンシャル版」という1冊にまとめたものが刊行されている。こちらは以前購入して興味深く読めたものの、やはりどこか味気ない感じはあった。

 ところが「もしドラ」のヒットで「マネジメントブーム」が起きたおかげか、近所の図書館にもいつの間にか新訳の「4分冊版」が所蔵されていた。

 この「4分冊版」は400ページほどにはなるものの、ソフトカバーで持ち運びしやすく、文字も詰まっていないのでかなり読みやすい。これなら読めるかもしれないということで再び挑戦してみることにした。
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マイケル・ルイス『マネーゲーム』
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 スカウト業界にはポールの興味をそそる特徴がいくつかある。第一に、野球経験があるスカウトはつい、必要以上に自己経験と照らし合わせて考えようとする。自分の体験こそ典型的な体験だと思いがちだが、実際はそうでもない。第二に、スカウトは、選手のいちばん最近の成績ばかりを重視する傾向がある。最後にやったことが次にやることだとはかぎらない。第三に、目で見た内容、見たと信じ込んでいる内容には、じつは偏見が含まれている。目だけに頼っていると錯覚に陥りやすい。誰かが錯覚に惑わされているとき、現実を見据えられる別の人間にとっては金儲けのチャンスだ。野球の試合には、目に見えない要素がたくさんある。

マイケル・ルイス『マネーゲーム』


 前から評判を聞いていておもしろそうだなと思いつつ読まずにしまっていたこの本。最近、はてブにあがっていた2ch のまとめブログ(【教養】もっと早く読んどきゃよかったという本)で名前があがっていて、やはり読んでおこうと思い直した。

 かつて将来を嘱望されたメジャーリーガーだったビリー・ビーンという男が、失意の現役生活を送った後、オークランド・アスレチックスのゼネラル・マネージャーに就任し、チームを快進撃させることになる。その理由に迫ったドキュメンタリー。

 本の表紙には「不公平なゲームに勝つ方法」とも書かれており、資金の潤沢な球団が有名選手をかき集める中で、経営の苦しい弱小球団アスレチックスがなぜ勝利を収めることができたのか、というとても興味深い問題を本人への直接の取材に基づいて解き明かしていく。
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ピーター・ドラッカー『ドラッカー わが軌跡』
ドラッカー わが軌跡ドラッカー わが軌跡
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 そして私は、正しい勉強の仕方、少なくとも私にとっての正しい学び方とは、うまくいっているものを探し、成果を上げる人を探すことだということを知った。少なくとも自分は、失敗から学ぶことはするまいと思った。成功から学ばなければならないと思った。

ピーター・ドラッカー『ドラッカー わが軌跡』


「もしドラ」を読んだついでというとなんだけれど、ドラッカーの他の著作も読んでみようということで、こちらの作品を手にとる。

本書は、ドラッカーの半生を綴った自伝。思えば、「20世紀を生きて」という自伝を読んで、ドラッカーの著作を読み出したのだった。

「20世紀を生きて」は元が日経新聞の「私の履歴書」というコーナーに連載されたものであり、読みやすくはあるが、あっさりとしていた感があったので。
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